野菜ジュースやスポーツ飲料も危険!糖質のとりすぎに要注意!

糖質には依存性がある!

【医者が教える食事術】の著者、糖尿病専門医の牧田先生も

現代人の多くが実は「糖質中毒」であると本の中で書かれています。

「糖質中毒」が疑われる、主な症状としては様々な状態があります。

・仕事中眠くなる

・体重がなかなか落ちない

・血圧が高い

・疲れやすい

・集中力が続かない

・イライラする

このような症状は毎日の食生活の「糖質の過剰摂取」が原因となっているようです。

大切な事はバランスの良い食生活だけではなく

「血糖値をコントロールしていく事」です。

糖質とは=「炭水化物-食物繊維」

糖質は体を動かすガソリンの役割をする、重要な栄養素です。

そして糖質と一言でいっても、大きく4つにわかれます。

①糖類(単糖類と二糖類)・・・果糖、ブドウ糖、砂糖、乳糖など

②多糖類・・・オリゴ糖やでんぷんなど

③糖アルコール・・・キシリトールなど

④その他・・・アセスルファムKなど

すぐにエネルギーとなり血糖値が上がりやすいのが①の糖類です。

単時間集中したいときにはおすすめですが、血糖値が急上昇する上に

インシュリンも多く分泌されるので、たくさん摂取するのは×です。

②の多糖類は比較的血糖値上昇もゆるやかで、糖の吸収も遅いので、糖の種類を知っておくことは大事です。

①はチョコレートやスイーツなどで②はごはんなどが代表的です。

その朝ごはんも危険かも!?

あわただしい朝の時間。

ゆっくり食事をとる事が出来ず、飲むヨーグルトやゼリータイプの飲料、野菜ジュースや缶コーヒーで済ましている人は多いんではないでしょうか。

駅やコンビニで手軽に購入できますし、種類も多くなっていますね。

年齢問わず利用しますし、商品は増加傾向にあります。

ダイエットを気にする方は「甘さ控えめ」「微糖」などのコピーも、よく目にするのでは。

わざわざ売りにしているという事は、いかに糖分が多いかとういう事にもなるのではないでしょうか。

「朝食抜きもいけないと思って・・・。」

と選んだ飲料の、なんと糖の多いことか!

下の表で確認してみましょう。

○自販機やコンビニで売られている飲料水の「糖質」の量

・オロナミンC120㎖ 角砂糖4.7個

・アクエリアス 500㎖ 角砂糖5.8個

・いろはす桃 500㎖ 角砂糖5.8個

・缶コーヒー 250g 角砂糖6.1個

・デカビタ 210㎖ 角砂糖7個分

・ポカリスエット 500㎖ 角砂糖7.7個

・とろけるカフェオレ 500㎖ 角砂糖11.1個

・ウイーダーゼリー 45g 角砂糖11個

・CCレモン 500㎖ 角砂糖12個

 

缶に限らず、ペットボトルのコーヒーはカフェで出される

煎れたてのコーヒーとは全くの別物であり、

まさに大量の砂糖(糖質)の塊が解けた液体にすぎません。

たった1本の飲み物が、肥満の元にもなり、私たちの健康を害しています。

コーラなどの甘い清涼飲料水を、飲みすぎるのは身体に良くないと薄々、気付いていても

「低脂肪」と書かれたヨーグルトや「脂質50%off」のシリアルなど

健康的な食品に思えてしまう物にも、想像以上の砂糖が含まれているそうです。

ヘルシーと思って食べているのに、いつの間にか砂糖を身体の中に、

蓄積させられていることになります。

誰にでもおこりうる「血糖値スパイク」

実際にオーストラリアでは平均1日スプーン40杯分の砂糖を

お菓子やジャンクフード以外の食品で摂取していることが

明らかになり問題視されています。

本来私たちの体内には、生きるために血液の中に必要最低限度の4g前後のブドウ糖が存在しています。

そしてある程度、血糖値と言うのは一定の数値保れています。

しかし突然、身体の中に大量の砂糖(糖質)が入ってくると

血液中の血糖値の水準が保てなくなり、急激に上昇し始めます。

血糖値を上げるのは、もちろん飲み物だけではありません。

私達が日々、口にしているご飯やパン、麺類、果物、

ケーキやおせんべいといった食品ほとんどのものに含まれています。

ご飯などの固形物は、消化に時間が、かかるため血糖値の上がり方は緩やかです。

しかし缶コーヒーやジュース、『噛むことを必要としない液体の糖質』は

単糖類や二糖類で、消化に時間がかからない為、胃の中ですぐに吸収され、小腸に運ばれます。

飲んだ直後から血糖値はかなりのスピードで急上昇します。

これを血糖値スパイクといい、この時、身体は脳内物質が分泌され高揚した気分になります。

いわゆるハイな気分の状態になります。

仕事をする前にエナジードリンクなどを飲むのが日課になっていませんか?

このスパイクが起きると、次は「下げなければ!」と身体が感知し膵臓からインシュリンが出され

血糖値は下がりますが、ハイな気分から一転、イライラや眠気に襲われます。

そうなるとまた「あのハイな気分になりたい・・・」と思いまた糖質を欲しがります。

この繰り返しがまさに糖質中毒なのです。

血糖値が高いこと、または激しく上がり下がりを繰り返すことによって

想像をこえるダメージが身体には起きているのです。

 

今まで食生活が偏った時に野菜ジュース、食後の缶コーヒー、

仕事をする前のエナジードリンクなど手頃でとても便利ですが

毎日摂取しがちの方は、少しそこを見直してみましょう。