引きこもりがちの生活は脳が破壊されてしまう⁉

脳の老化は年齢ではなく刺激が減るから衰える

緊急対策宣言が要請される中、出かけることや人と会うことが本当に減っていきますね。

皆さんの中にはお家時間を有意義に過ごしたり、新しいことを始めた方もいるでしょう。

しかし引きこもりがちの生活の方は知らず知らずのうちに認知症のリスクを高めています。

ある調査では、3日間家にこもりっきりで前頭前野が3日で衰えてしまうとも言われています。

脳の機能の中で最も需要な働きをしているのが前頭前野という部分

前頭前野の働きとは・・・

・考える

・記憶する

・アイデアをだす

・行動や感情のコントロール

・集中する

・応用する

・やる気を出す

・コミュニケーションをする

前頭前野は人間のとって重要な働きを担っているため人間が人間らしくあるために最も必要な存在と言えます。

自粛生活はこの「前頭前野」にものすごく影響があります。


脳にダメージが大きい自粛中の生活習慣


■テレビやスマホを長時間にわたって見ている

家にいるとついついテレビやスマホをみてしまいがちです。

しかし見ている時間が長いとアルツハイマー型認知症のリスクが高いことが研究で明らかになっています。

テレビやスマホを見ているときは、前頭前野が寝ている状態と同じで全く動いてないのです。

対処法:それぞれ時間を決めて使用しましょう。

■会話が少ない

自粛によって人との会話が減り、笑うことも減ったという人も多いのではないでしょうか。

実は前頭前野が最も活発に動き刺激されるのは「人との会話」なのです。


言葉のやり取りだけでなく相手の表情やその場の空気を読み取ることは脳をかなり消費する事になります。

会話の中で笑うこともとても脳に良いのです。

しかし、今どきのビデオ通話や電話のときは前頭前野は刺激をされないそうです。

人と直接うことが難しいこの状況はかなり深刻な問題です。

特に施設などに入居されている高齢者の方の脳へのダメージが心配されます。

対処法:マスクをすることで感染リスクは下がります。

予防対策と体調管理をしながら、たまには人と会って会話する事も大切なことだと意識しましょう。

■質の悪い睡眠

質の悪い睡眠はアルツハイマー型認知症のリスクも高くします。

脳には、目には見えない小さな炎症が起きます。

夜、寝ている時に脳の炎症を治癒しています。

しかし睡眠の質が悪いと、脳にできたその炎症は治らないままです

その残ったものがアルツハイマー型認知症を引き起こす原因ということが最近の研究結果でわかってきました。

テレビやスマホを見ながら、家の中でダラダラと過ごしていると、睡眠の質も悪くなり脳にとってはかなりのダメージです。

対処法 日中のうちに30分程度の軽い運動をするといいでしょう。

太陽の光の全身に浴びることも大切です。


脳の使い方次第で(前頭前野)は鍛えられる

・ 運動をする

・ 人と直接会い、会話をする

・ 本、新聞を読む

・ 料理をする

・ 脳トレをする

・ 塗り絵をする

・ 手紙を書く等

テレビとスマホをいつもより見るのを控えてみてはいかがでしょうか。

そして人混みの多いところや換気のあまりよくない場所は避け、マスクをしながら人と交流を持ち、脳を刺激していきましょう。

生活習慣を整える事で脳はいくらでも若返りが可能です。