腰痛対策「やってはいけないこと」「だめなこと」

腰痛の約85%は原因不明

誰もが経験する身近な症状は『腰痛』です。

腰痛で悩んでいる患者数は2800万人と言われています。

腰痛は病名ではなく体に表れる症状の名前の事を言うそうです。

しかし腰痛の治療法というのは厳密にどの部分が傷んでいるのかを断定するのは難しく治療法も限られてくる為、悩ましいのが現状です。

解決策は日常生活の中にある場合もあります。

病院や整骨院も早く良くする為には良い方法ですが、腰痛原因は日常生活と複雑に絡んでいるため、自分の生活をかえりみることが原因を知るためでもあり、腰痛の解消法でもあります。

日常生活において腰痛の【やっていいこと】【だめなこと】

■歩き方について

⭕️両腕を大きい振って大股で歩く

前かがみになってちょこまか歩く

正しい歩き方

🔴歩く姿勢は頭のてっぺん天井から糸で吊るされているようなイメージで真っ直ぐ立つ。

🔴腕を90度に曲げて大きく振るようにする。

🔴歩幅は(体格にもよるが)横断歩道の白線をまたぐくらい(約45㎝)を目安にして、足の裏で地面をしっかり蹴るように歩く。

研究結果によると痛みから腰を庇う為の姿勢や行動が腰痛を悪化させ、安静にするよりも普段通り動いた方がその後の回復が早い事がわかってきています。

■座り方

⭕️両かかとをつけて足を開いて座る

浅く腰かけて背もたれに寄りかかる

正しい座り方

🔴背筋を伸ばして、背もたれに少し背中が触れる程度の深さで腰をかける。

🔴足は少し開いて足裏全体を床につけるようにする。

お尻の後ろに折りたたんだバスタオルを敷いてあげると腰と背筋が伸びやすくなります。)

【注意】

ソファーに座ってリラックスする時は、ついだらしない姿勢になりがちです。

浅く腰かけて首の根本あたりから背もたれに寄り掛かるような姿勢は腰にはよくありません。

また、どんな椅子に座っている場合でも、じっと同じ姿勢でいるのは腰痛や関節や椎間板の異常だけではなく、筋肉にこわばりの原因を招いてしまうので注意が必要です。

■電車の中について

⭕️進行方向を向いて立つ

座席の方を向いて立つ

立ち方のポイント

🔴腰を安定させる立ち方は、両足に均等に体重をかける事。

🔴足を肩幅に開き、真ん中に重心を置くイメージで立つ。

日頃から鏡で自分の体の傾きをチェックしてみてください。

◎体のバランスと傾きが取れる方法

・傾いている逆側の腰を横に突き出すような姿勢で30秒間キープ

・1日3回セット朝・昼・晩がおすすめです。

■カバン

🔴背中に背負う

片方の肩にかかける

負担が軽くなるのは両方の肩に重さを均等に分散できるリュックです。

リュックで荷物が重たくなってしまった場合は、背負ったままではなく移動の間、時々まえに抱えるなど大勢を変えてみましょう。

■食事

🔴肉を中心に食べる

米や麺を中心にたべる

糖質の摂りすぎは体重増加にもつながり、腰に負担もかけます。

タンパク質を摂取し、腰を支える筋肉をつける運動をすることが腰痛予防につながります。

タンパク質が多い食材

 【ささみ/鶏モモ/牛肉/豚肉】

 【まぐろ(赤身)いか/あじ/鮭/うなぎ】

乳製品 【牛乳/チーズ/ヨーグルト】

大豆 【豆腐/高野豆腐/納豆/豆乳】

卵 等

■入浴について

⭕️腰まで使って長時間入る

肩まで浸かって短時間で上がる

※全身を温めるには半身浴で腰をじっくり温めます。

入浴のポイント

🔴腰痛は種類がありますが、基本的には温めた方がいい。

🔴半身浴で、30分程度湯船に浸かる。

■眠りかた

⭕️仰向けに寝る

うつ伏せに寝る

注意

🔴うつ伏せは腰だけではなく、頸椎や首の根本に負担がかかりやすい。

🔴背筋も歪み、腰痛を悪化させる場合も。

どうしてもうつ伏せに寝てしまう人

抱き枕を抱いて少し横を向いて寝てみましょう。

ぎっくり腰などの、腰の痛みが強い場合は横向き寝でも良いです。

心理的ストレスが腰痛を引き起こす場合も

人間関係なども腰痛の発症や長期化と関連があるため、ストレスを溜めない環境作りも大切です。

リフレッシュも兼ねた十分な体を休める時間を取ることも腰痛の解消方につながるとおもいます。