『マスク生活』がもたらす頭の疲労
2020年から私たちは外出する時や人と会う時は、マスクを必ず着用することが当たり前になってしまいました。
感染拡大を防ぐ為には仕方ないとはいえ、マスクのストレスや息苦しさ、ウイルス感染の不安感、自粛の毎日などが、頭の疲れや頭痛を引き起こす原因になっている場合があります。
こんな症状が当てはまる方
■寝ても疲れが続く
■頭がすっきりしない
■今一つ、やる気が起きない
■慢性的な頭痛や眼精疲労に常に悩まされている
側頭筋はストレスの影響を受けやすい
ストレスを感じた時、それを処理するのは脳です。
頭の筋肉はどこよりもストレスの影響を最初に受け、首こりや肩こりがあるように、頭の筋肉もコリます。
頭の筋肉は、①前頭筋(前)②後頭部筋(後)③④側頭筋(横)の4つがあり、その中でも特に凝りやすい部分というのは、頭の両サイドの耳の上にある『側頭筋』です。
側頭筋は顎の筋肉と連動していて、咀嚼筋の一つでもあります。
食事や会話をはじめ、動かす機会が多く、デスクワークやスマホの長時間の使用による姿勢の乱れが側頭筋の疲労にも影響します。
さらに側頭筋は、集中力を要する状況やプレッシャーを感じるときにストレスがかかり、コリやすくなります。
食いしばりや歯ぎしりも側頭筋のコリの原因
人はストレスを感じると無意識のうちに食いしばりや、歯ぎしりをして、ストレスを発散しようとします。
しかし、これは筋肉を緊張させ、側頭筋にかなりの負担がかかります。
ストレスで頭が凝るメカニズム
・寝ている時(食いしばり・歯ぎしり)
・仕事
・家事
・気温の変化
・コロナ禍での多くの不安・気持ちの沈みなど
様々な場面でストレスが生じると‥
↓
筋肉は緊張
↓
血管は収縮
↓
ストレスがずっとかかり続ける
↓
筋肉が疲労し、硬くなる
↓
血流が悪くなる
↓
コリが生じる
コリが頭痛にもつながり体調不良を招く
肩や首が凝る場合も筋肉の緊張状態が長く続くので、側頭筋まで広がり、のちに頭痛を引き起こす原因に。
さらに首や肩の筋肉は頭の筋肉ともつながっている為、側頭筋がこると首や肩のこりも、さらにひどくなったりします。
側頭筋が硬くこったままでいるのは、サイズの合わない小さな帽子をずっとかぶり続けているような状態です。
これが、寝てもなかなかとれない体のだるさや、疲れの原因となり体調不調を招くのです。
側頭筋使わなさすぎてもダメ
側頭筋は使いすぎると、コリの原因になりますが、筋力が低下しすぎてもいけないのです。
頭皮のたるみやフェイスラインのたるみ、ほうれい線などのシワたるみに影響を及ぼします。
★☆次回の記事に続きます★☆
・側頭筋をほぐすことで得られる効果
・セルフチェックなど