【美肌の秘訣】肌のバリア機能を維持するために日常の生活で気をつけること

空気が乾く冬は、乾燥肌をはじめ肌のトラブルが気になる時期です。

目に見えている肌の一番表面の部分は角質層と呼ばれて、私たちはそこの肌をみて、肌の状態を判断しています。

つまりこの角質層の正常な構造を維持することが美肌のために重要です。

角質層は非常に薄い層(細胞)ですが、とても重要なバリア機能を担っています。

特に大事なのは、外界からの異物の侵入を防ぐことと、肌内部の水分を保つ機能です。

皮膚の水分は、保湿因子と水分が結びつくことで保たれています。

水だけが皮膚に侵入して、とどまることはありません。

健全な皮膚には、その保湿因子が充満しています。

しかしいったん角質層の構造が崩れると、それらが外に流出し、乾燥を引き起こす原因となります。

破壊された角質層は、常に肌の奥から細胞が成長することで再生され、外からの手入れで修復することは困難です。

しかし、現在肌トラブルを抱えていても、諦めないでください。

私たちの肌には、常に新しい肌を作り出す力が働いています。

洗い過ぎがトラブルを招く

女性の肌は乾燥しやすく、男性は脂っぽいイメージはありませんか?

真逆の症状ですが、原因はどちらも顔の洗い過ぎかもしれません。

洗い過ぎることで角質層の構造が乱れると乾燥を招き、逆に皮脂が過剰分泌されることがあります。

刺激で表皮が傷つくと角質が厚くなって毛穴がふさがり、ニキビの原因となることも。

肌トラブルを抱えている人は、一度洗い方を見直してみてはいかがでしょうか。

顔洗う頻度ですが、肌の健康のためには1日1回でも十分です。

洗顔料を良く泡立て、泡で肌を優しくなでるようにして表面の汚れを落とす感覚で洗いましょう。

泡で汚れを十分に取り除くことができます。

肌の皮脂や常在菌を程よく残すことが重要で、毛穴の中まで汚れを落とそうと強くこすってはいけません。

洗顔料の選び方は、よく泡立てて使えるものであれば何を使ってもOK!

今使っているものでトラブルがなく気にいっていれば、あえて変える必要はありません。

お湯に長く入りすぎないこと!

乾燥している顔や体を潤すために、冬はゆっくりお風呂に・・・と考える方もいるかもしれません。

しかし、これが逆効果になることもあると、知っておいてください。

皮膚は、水に触れていると、角質層が膨らんで細胞の配列が乱れやすくなります。

たとえば湯船に長時間つかると、指がふやけてシワシワになることでもわかると思います。

この時にゴシゴシ肌をこすると、容易に角質層の細胞が剥がれ落ちてバリア構造が壊されるので、皮膚の保湿因子が水分とともに抜け出て乾燥しやすくなります。

体をボディソープなどで洗う時も、よく泡立てて、優しく汚れを落とすようなイメージで洗うことをおすすめします。