いろいろなマッサージの目的や効果の違い

世界には古来からの多くのマッサージ療法があり、それは少しずつ形を変えながら現代に続いています。

今はリラクゼーションや健康増進目的に受ける方が多いのではないでしょうか。

何となく受けているマッサージも、効果の違いを知って受けてみるとまた新たな発見があると思いますよ!

 

リンパマッサージ

リンパの働きは主に「浄化」と「免疫」です。

健康面はもちろん、老廃物を運ぶ役目があるので美容面でも重要な役割をもっています。

心臓がポンプとなって送り出す血液とは違い、流れが滞りやすいのが特徴です。

この流れを外部からの圧で促進してあげるのがリンパマッサージです。

すべりをよくする為にオイル等を使う事が多いです。

ダイエットなどで必要な体質改善や病気の予防、アンチエイジングにつながりますので認知度の高いマッサージではないでしょうか。

リンパの流れを良くする方法リンパマッサージの効果

オイルマッサージ

オイルの特徴や効果を生かしたマッサージなので、リンパの流れをよくする事に重点をおいたリンパマッサージとは違います。

コリをほぐしたり、リラックスとストレス解消が主な目的になります。

スーパー銭湯などに併設されている事が多いので、よく知られているのではないでしょうか。

アロママッサージ

精油を混ぜたオイルでマッサージを行うことで、皮膚から芳香成分を吸収をし、全身にその効果をいきわたらせるアロマセラピーです。

香りがマッサージとの相乗効果をもたらし、深いリラクゼーションを得る事ができます。

自宅でも取り入れやすいマッサージです。

ハワイアンロミロミやバリニーズマッサージも、アロマ(芳香成分)を使ったマッサージです。

タイ式マッサージ

本来はタイの伝統医療として派生した施術ですので、薬草学やシャーマニズムも組み入れた技法です。

日本では手技の方をクローズアップした、リラクゼーション・健康法として認識されていますね。

指圧に加えて、ヒジやヒザによる手技に、ヨガの動きやストレッチが入るのが特徴です。

施術者とお客様との「二人でするヨガ」とも言われいます。

お店によって違うと思いますが、フットバスをしたあと、服を着たまま施術するのが一般的です。

ハワイアンロミロミ

ロミロミは古代ハワイアンが行っていた伝統医療法です。

自然からいただくマナ(エネルギー)を施し、薬草等を使った特別なマッサージでした。

現代ではオイルをつかった癒しやリラクゼーションの技法として認知されています。

「ロミ」とはハワイ語で「マッサージする」という意味です。

スウェーデン式マッサージ

オイルをつかって、優しく長いストロークで滑らせる手技のマッサージ。

3つの特徴のある動きを組み合わせて施術していきます。

(エフルラージュ、ペトリサージュ、フリクション)

優しいマッサージなので、揉み返しが不安な人や不眠症の人におすすめです。

指圧

日本古来からの医療として発達したマッサージ法。

疾病の予防または治療を目的に行います。

もんだり、たたいたりせず、手掌・指を使いツボを刺激しながらその反射区によって自然治癒力の働きを促進させます。

服の上から行い、オイルなどは使用しません。

推拿(すいな)

日本の指圧、按摩マッサージのルーツとなった技法で、東洋医学の漢方・針灸とならぶ三大療法の一つです。

滞った気の流れをスムーズにし、自己治癒力を高めます。

100以上の手技をその人にあわせて施していくのが特徴です。

バリニーズマッサージ

インドネシア伝統のマッサージ。

アーユルヴェーダがルーツになっているといわれています。

元は王族の健康回復や美容術として発達したマッサージです。

ココナッツなどのオイルを使い、筋肉やリンパの流れにそって、ゆっくりと力強くロングストロークでマッサージしていきます。

リフレクソロジー

体のある部分に圧をかけると、離れた他の部分にも効果が及ぶという理論の「ゾーンセラピー」が基礎になります。

手の平や足の裏にある特定の位置にある反射区を利用し、疲労の改善や病気の治療に用いるマッサージです。

西洋式と東洋式がありますが、西洋式がベーシックで、東洋式は西洋式に東洋医学や独自のテクニック・理論を組み込んだものになります。

西洋式に比べて、東洋式は比較的強めに行います。