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「AGE」・・・。聞きなれない言葉ですが、知っている方はかなり健康通ですね。

老化に関する研究の中で最近注目されているのが「AGE」という物質です。

「老け顔の人は早死にする可能性が高い」というのを聞いたことがありますか!?

実はこれは研究されていて、老化は外見の問題ととらえられがちですが、外見と中身の老化は密接に関係していると言われています。

◎AGEとは?

AGEとは終末糖化産物といい、タンパク質と糖が加熱されてできた物質の事です。

強い毒性を持ち、老化を進める原因物質とされています。

◎AGEは二通りのしくみで体内に溜まる

【①体内でつくられるAGE】

血中のブドウ糖が過剰になってあふれ出すと、人間の体の細胞や組織を作っているタンパク質に糖が結びつき、体温で熱せられ「糖化」が起きます。

体内のタンパク質が糖化しても、初期の段階で糖の濃度が下がれば元の正常なタンパク質に戻ることができます。

しかし高濃度の糖がある程度の期間さらされると、毒性の強い物質に変わってしまい元には戻れなくなります。

【②食べ物から体内に入るAGE】

「タンパク質と糖が加熱されてできた物質」というと、色々な食べ物や飲み物があります。

例えばホットケーキ。卵や牛乳(タンパク質)と小麦粉(糖)とをミックスして加熱すると、ホットケーキが焼けます。

そして、ホットケーキ表面のこんがりキツネ色になっている部分。ここが糖化した部分=AGEが発生しているのです。

こうした飲食物に含まれるAGEの一部は消化の段階で分解されますが、約7%は排泄されずに体内に溜まってしまいます。

◎体内に留まる事でおこる悪影響

体内には様々なたんぱく質が存在しています。

どの臓器を構成するたんぱく質がAGE化するかが、病気と密接に関係しています。

☆コラーゲン(たんぱく質)のAGE化①・・・紫外線の影響もあり、シワやたるみに。また、AGEは褐色なのでシミやくすみも発生します。

☆コラーゲンのAGE化②・・・血管にもコラーゲンは存在しているのでAGE化すると、血管の弾力がなくなり、厚く硬くなり、血栓や動脈硬化をおこします。進行すると脳梗塞や心筋梗塞など、怖い病気に。

☆コラーゲンのAGE化③・・・コラーゲンは骨にも存在しています。骨のコラーゲンがAGE化すると骨粗鬆症に。

☆目のたんぱく質のAGE化・・・レンズである水晶体に蓄積されたAGEが白内障を引き起こします。

☆脳のたんぱく質のAGE化・・・アルツハイマー型の認知症に。

◎AGEをためないようにする為には?

《①体内で発生するAGEに対して》

ズバリ!「血糖値を上げない」事です。

血糖値を上げないようにする為には、以下の事を心がけて下さいね。

☆よく噛む

☆野菜⇒たんぱく質⇒炭水化物の順に食べる

☆ストレスをため込まない

☆紫外線を浴びない(UVカットをする)

☆腹八分目と甘いものは食後に

《②食事で発生するAGEに対して》

☆AGEの少ない食材をとる
生野菜やお刺身など「生」の食品はAGEが少ないです。

☆調理の温度
加熱する温度が高いほど多く発生しますので、オーブン料理や揚げ物は注意です。
一方でゆでる、蒸す、煮るといった調理法は水分を使うため100℃までの加熱に抑えられ、発生するAGEも少なくなります。

☆焼き目のついた動物性脂肪
とんかつ、から揚げ、焼き鳥、焼肉など炒めたり揚げたりするものは注意です。

☆清涼飲料水
人工甘味料「果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」「異性化糖」はブドウ糖の10倍の速さでAGEをつくります。

☆たばこ、ポテトチップ、フライドポテトなどもAGEが多い典型です。

◎まとめ

老化といえば、年齢を重ねることで自然に起こる現象だと思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、老化現象といっても様々です。AGEに関しては、若いうちから知っておくと自主的に避けていけます。

自分の体は取り換えが効かない一生もの。自分でコントロールできるところはしてあげて下さいね。