腸には1億個の神経細胞脳がある
近年、体にとって腸の健康が大事だとよく言われるようになりました。
それは消化器官としての働きはもちろんですが、脳をはじめとする体全体と深い関わりがあるからです。
腸は、心臓や肝臓、腎臓など、多くの臓器と連携しながら、体内のバランス維持に働いています。
こんな腸の不調はありませんか?
■お通じはあるがスッキリ感がない
■便秘
■ウサギの糞状のコロコロとした固い便がでる
■下痢、または腹痛を伴った下痢
■下痢と便秘を交互に繰り返す
■腹部の違和感
腸の不調を無視していると、全身に支障をきたしてしまいます。
腸には約1億個の神経細胞があり、人体の中では脳に次ぐ多さです。
腸が自ら判断する機能を持つことから「第二の脳」と呼ばれます。
腸の調子が悪いと脳へのメッセージが届き、あらゆる臓器に伝達され体の不調を起こしてり、逆に悩みやストレスが腸に伝わり、腹痛を引き起こします。
精神状態にも影響を及ぼす
「幸せホルモン」言われているセロトニン。幸福感と関わるホルモンで、イライラを起こしにくくしたり、やる気や前向きな気持ちに作用します。
セロトニンは、脳の中で2%、血液で8%、そして9割は腸で作られているのです。
心の健康と腸内環境は、密接な繋がりがあると考えられます。
最大の免疫臓器!
免疫細胞の約7割は腸の中に存在しています。免疫力を保つには、腸の環境を整えることが重要です。
新型コロナウイルスも実は小腸から感染していたケースもあります。
腸の粘膜では通常、粘液がウイルスを通さず、感染をブロックしています。
しかし小腸は大腸と比べて粘液が少ないため、小腸の中は人間の弱点になることもあるのです。
新型コロナウイルスで重症化してしまう人の多くは、腸内の健康状態が良くないと言うことも今はわかってきています。
感染症対策のためにも腸内環境を意識したいところです。
健康を害する代表的なもの
・お酒
お酒とたばこは腸にとって良いものではありません。
お酒を飲み過ぎてしまうと、腸の壁に隙間を作ってしまうリーキーカット症候群という症状になる可能性があります。
そうなってしまうと腸壁の隙間からウイルスや毒素が血管に侵入し、全身に運ばれあちこちでトラブルになってしまいます。
・たばこ
たばこも、もちろん良くありません。たばこを吸うことで、血流が悪くなります。
そうすると腸の粘液が減り腸内のバリア機能が落ちてしまいます。
次回に続く★★★