最近泣きましたか?
人の流す涙は、三種類あります。その涙の種類によって成分にも違いがあるといわれているんです。
・目の表面を保護したり酸素を供給するために普段から分泌される「基礎的分泌涙」
・タマネギを切った時や煙やゴミが目に入った時などに分泌される「刺激性の涙」
・映画などで感動した時に分泌される「感情性の涙」
私たちが普段「泣く」といっているのは感情性の涙です。
実はこの感情性の涙にはとっても良い効果があるんです!我慢せずに思いっきり泣いてスッキリしましょう!!!
《感情性の涙の効き目》
●溜まったストレスを解消してくれる
●免疫力を高め、風邪などを予防してくれる
●人と、映画などで感情を共有できる
●うつ病の予防効果がある
●緊張を緩和できる
●涙腺のお掃除になり、血流がよくなることでクマやむくみを解消する
《涙の成分》
涙の成分は、98%が水分で残りの2%はナトリウム、たんぱく質等です。
悔しい時や怒りを感じて流す涙はナトリウムが多くなり「濃い涙でしょっぱい」、
映画などで感動した時や嬉しい時に分泌される涙は「水っぽく、人によっては甘く感じる涙」なんだそうです。
感情によって涙の味が変わる理由は、自律神経の働きの違いです。
・怒りや悔しさ … 交感神経が活発
・喜びや感激 … 副交換神経が活発
理想的な涙は、リラックスやストレス解消につながる「喜びや感動の涙」です。
最近は「涙活」という言葉もあり、泣いてスッキリする為に、涙が出る映画やドラマを見たり、感情移入しやすい歌を聴いたりと
いう方法で心のデトックスをはかる人が多くなってきているようです。
なんと涙活用のショートストーリーなども動画でも配信されています。
また涙には、脳内モルヒネといわれている、「エンドルフィン」に似た物質も含まれています。
多幸感を感じさせる脳内ホルモンで、脳内麻薬とも言われてます。
マラソンなどで長時間走り続けると気分が高揚してくる作用「ランナーズハイ」もエンドルフィンの影響との説があります。
「あんなに悲しかったのに、辛かったのに、思いっきり泣いたら気が済んだ」
というのはエンドルフィンによる作用があったからなのです。
泣くことは、辛かったり、苦しかったりすることも多いですが、涙を我慢せずに泣きたい時は思い切り泣けば気持ちも楽になると科学的にも証明されています。