永久脱毛とは
永久脱毛というと「もう毛が生えてこない」「ずっとツルツル」というイメージが思い浮かびますよね。
残念ながら「永久に生えてこない」ということではありません。
はっきりとした定義はありませんが永久脱毛とは下記を指します。
★最終脱毛から1カ月後の毛の再生率が20%以下であること★
つまり、80%の減毛を実感でき、長期にわたり維持できる。
それが「永久脱毛」ということになります。
ニードル脱毛とは
数ある脱毛方法の中で、もっとも永久脱毛効果が高いのは針脱毛(ニードル脱毛)と言われています。
名前にもあるニードルとは電気針の事です。
毛穴に電気の通った針を挿入し、毛根に働きかけ、毛が生えてこないようにする脱毛方法です。
私がエステに携わりはじめた20年以上前は、エステや脱毛サロンでの主流でした。
針脱毛は、確かに減毛率や確実性ではレーザー脱毛より上ではありますが、痛みが強く、長い施術時間を必要とします。
精神的・肉体的な負担が増えてしまい、費用面でも高くなります。
光脱毛機が出た当初は、まだまだ費用も今ほど安くはなかったので、光とニードルがエステで取り扱われていました。
しかし10年前頃からは光脱毛の金額が下がり、よりたくさんの方が脱毛を身近に感じるようになりました。
サロンでは高い技術力を求められるニードル脱毛を行うエステティシャンを育成するよりも、比較的短時間で接客ができるようになる光脱毛を導入するサロンが増え、徐々にニードル脱毛の取り扱いサロンが減ってきたのです。
脱毛を美容室感覚で受けられるお店が増えている今は、ニードル脱毛が少数になってきています。
永久脱毛を希望するなら
エステサロンの光脱毛は永久脱毛ではありません。
高い出力の脱毛マシンをエステでは取り扱えないからです。
永久性を求めるなら、皮膚科やクリニックの医療機関で施術を受けましょう。
光脱毛の仕組み
毛には 成長期・退行期・休止期という3つのヘアーサイクル(毛周期)があります。
ワキの毛をとってみても、1本、1本がそれぞれ異なるヘアーサイクルで活動しています。
目で確認できる毛の量は、全体の3割程度と言われています。
この3割の中でもそれぞれヘアーサイクルが違うのです。
脱毛に使われるレーザーや光は、成長期の毛にしか効果がありません。
この成長期のサイクルを狙って脱毛は行います。
なので1回の脱毛施術で、毛が全てなくなるということはありません。
1回の脱毛では、目で確認できる表面の毛のほとんどが1~2週間後に抜け落ちます。
が、しばらくするとまた別の毛穴から次の毛が表面に出てきます。
そのために、回数が必要になってくるのです。
光脱毛に通う頻度
脱毛施術は、次の毛が生える時期を狙ってまた行うという事を繰り返します。
この間隔は体毛の場所によって違いますが、約2カ月に1回ペースになります。
レーザーでも光脱毛でも、最低3回以上の照射は必ず必要です。
成長期の毛にタイミング良く照射できたとしても、毛の密度や毛穴の状態、肌色が濃かったりすると照射の反応が落ちてしまいます。
クリニックで行われる医療レーザー脱毛なら通常3~5回の照射で毛が細くまばらになり、6~8回で多くの方が剃ることを忘れるくらいになるそうです。
エステなどの光脱毛の場合10~18回程度の方が多いと思いますが、この部分は個人差があります。
少しずつ減毛する事を利用して
例えば背中の毛の場合、なくなるに越したことはないけど、シャツから見える毛が薄くなるだけでもコンプレックスの緩和になります。
Vラインの毛も、少し毛量が減るだけでもスッキリするでしょう。
男性の場合は、全部なくしてしまう方は少数派のようですね。
髭などを減毛するだけでも印象やお肌にかかる負担は違うのではないでしょうか。
こういった脱毛の場合は、都度料金もしくは短い期間の回数になっているところを選ぶといいですね。